従来、シリコーンラバースイッチというと電卓やリモコンのような低電圧、低電流下での用途が主で、カーボン接点が使われてきました。しかし、パワーウィンドウ、電動格納ミラー等の高電圧、高電流下で使われるシリコーンラバースイッチにはカーボン接点に代わり金メッキ接点が使われてきました。金メッキ接点はカーボン接点と比べて高価であるばかりかシリコーンゴムとの融着工程で人力に頼る比率が高い欠点があり、労賃の低い海外生産に限定されていました。 当社ではこの欠点を解消すべく努力してきましたが、採用したい銀は大気中で容易に酸化する傾向があるため採用者の信頼を得ることができませんでした。
今回、その不安を解消する新製品を開発しました。導電率、耐久性、そして価格はご満足いただけるものと存じます。 尚、耐酸化性は「塩水試験 JIS Z2371」に準じ、公的機関で実施しました。