シリコンゴム 製造方法




シリコンゴム 製造方法


シリコンゴムの製造方法に興味のある方へ。シリコンゴムの種類は大別すると下記の2種類に分類されます。1つめは常温加硫タイプRTV(RoomTemperatureVulcanizationの略)です。硬化機構の違いにより、縮合型と付加型があります。2つ目は熱加硫タイプです。一般的には、このタイプをシリコンゴムと称す場合が多く、粘度の違いにより、ミラブル型シリコンと液状シリコンに大別され、当社では主にミラブル型シリコンが使用されています。

シリコンゴム 製造方法

シリコンゴムは、前項で述べた様にケイ素-酸素結合を主鎖とするシリコンガム(高重合オルガノシロキサン)を主原料とし、これに合成シリカ(補強充填剤)・粉砕シリカ(増量充填剤)及び種々の添加剤を調合混練したもので、一般的には加硫剤として有機過酸化物を用います。他の有機系合成ゴムと比較しますと、長所は耐熱性、耐寒性、耐候性・耐オゾン性、電気特性、圧縮永久歪性、反発弾性、離型性、熱伝導性、無毒性などが優れていることです。短所は若干常温での物理強度が低く、比較的高価なところです。

また、シリコンゴムは流動性が極めて高い為、圧縮成形はもちろんのこと、射出成形、カレンダー成形、または押出成形が可能です。この製造し易い特性のため、高生産性を実現することができます。また、汎用シリコン材では零下50℃から200℃までの幅広い温度域で特性変化が見られないのが最大の特徴です。このように合成ゴムのなかでは、最も優れた特性を持っていると言えるでしょう。シリコンゴムの製造方法に興味のある方も参考にしてみて下さい。

当社では、家電製品、コンピュータや医療、自動車、電話機などあらゆる分野でのご要望にお応えしています。シリコンゴムの特注の成型や色付け、押出成形、lim成形をお考えの方、シリコンゴムのシート、チューブ、板、型、パッキンなどをお探しの方も是非一度ご相談下さい。シリコンゴムの作り方や歴史、成形方法、成分、物性(耐熱温度、薬品耐性、弾力性、電気特性、耐水性)、元素記号や化学式に興味がある方も是非どうぞ。


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